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見落としがちな家のメンテナンスとは

ハウジングコラム

2024.08.27

 

住宅のメンテナンスには多くの項目がありますが、中には見落としがちで後々問題になることもあります。
以下に、特に注意が必要な見落とされがちなメンテナンス項目を紹介します。

 

1. 換気システムのフィルター清掃

 

概要: 住宅の換気システムには、空気の質を保つためのフィルターが設置されていますが、このフィルターは定期的に清掃や交換が必要です。
見落としがち: 定期的にチェックしないと、フィルターが詰まって換気効率が悪化し、室内の空気質が低下することがあります。
対策: 年に1~2回、フィルターを取り外して清掃するか、交換を行いましょう。

 

2. 屋根裏や床下の点検

 

概要: 屋根裏や床下は普段目にすることが少なく、湿気や害虫の被害を見逃しやすい場所です。
見落としがち: 特に湿気がたまりやすい場所では、カビやシロアリの発生が進行していることに気づかない場合があります。
対策: 定期的に専門業者による点検を依頼し、湿気対策や害虫駆除を行うことで、大きな被害を防ぎます。

 

3. 雨樋の清掃

 

概要: 雨樋は雨水を適切に排水する役割を果たしますが、落ち葉やゴミが詰まると機能しなくなります。
見落としがち: 雨樋が詰まると、雨水があふれて外壁や基礎部分にダメージを与えることがあります。
対策: 年に1~2回、雨樋の清掃を行い、詰まりや破損がないか確認しましょう。

 

4. サッシや窓周りのコーキング

 

概要: サッシや窓周りにはコーキング(シーリング材)が使用されていますが、これが劣化すると隙間が生じ、雨水の侵入や断熱性能の低下を招きます。
見落としがち: コーキングの劣化は目立たないことが多く、気づかないまま放置されがちです。
対策: 定期的にコーキングの状態をチェックし、ひび割れや剥がれが見られる場合は早めに補修を行いましょう。

 

5. 排水溝や配管の詰まり

 

概要: キッチンやバスルームの排水溝、配管の詰まりは、使用時に水の流れが悪くなるだけでなく、悪臭や漏水の原因になります。
見落としがち: 日常的に使っていると、詰まりが徐々に進行し、気づいた時には深刻な状況になっていることがあります。
対策: 定期的に排水溝の掃除を行い、詰まりがひどい場合は専用の洗浄剤を使用するか、業者に依頼して配管のクリーニングを行いましょう。

 

6. 外壁の小さなひび割れ

 

概要: 外壁に小さなひび割れが生じることがありますが、放置するとそこから雨水が浸入し、内部の腐食やカビの発生につながります。
見落としがち: 小さなひび割れは見落としやすく、重大な問題に発展するまで放置されることが多いです。
対策: 外壁の状態を定期的にチェックし、ひび割れを見つけたら早めに補修材で修繕するか、専門業者に依頼しましょう。

 

7. 電気配線の点検

 

概要: 見えないところにある電気配線は、経年劣化や過負荷により故障や火災のリスクが増します。
見落としがち: 配線の劣化は目に見えないため、トラブルが起きるまで気づかないことが多いです。
対策: 長期間使用している住宅では、定期的に電気配線の点検を行い、必要に応じて交換や修理を行うことが重要です。

 

8. 基礎部分のひび割れ

 

概要: 住宅の基礎は家全体を支える重要な部分ですが、地震や地盤沈下などによりひび割れが生じることがあります。
見落としがち: 基礎のひび割れは目立ちにくく、放置されると構造的な問題に発展する可能性があります。
対策: 定期的に基礎の点検を行い、ひび割れが見つかった場合は早めに補修を行いましょう。

 

まとめ

 

住宅のメンテナンスで見落としがちなポイントは、日常的に目にしない部分や、劣化が進行してもすぐに影響が現れない部分が多いです。これらの項目を定期的にチェックし、早めに対応することで、住宅を長く快適に保つことができます。プロの点検サービスを利用するのも有効な方法です。